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寝違えで動かない首に、体がかけているブレーキ

朝起きた瞬間、首が回らない。振り向けない。
ちょっと動かしただけでズキッとくる。
寝違えは、急に起こるぶん不安も強くなります。

「これって治るの?」
「骨がずれた?」
「このまま動かない?」
そう感じる方も多いと思います。

今日は寝違えを、“首の故障”としてだけでなく、体がかけている「ブレーキ」として捉える話をします。

急に動かないのは「止めている」反応かも

寝違えのときに特徴的なのが、
「動かそうとすると余計に固まる感じ」です。

これは、体が首を守るために、動きの範囲を狭めている状態として説明できます。
体は危ないと判断すると、安定を優先します。安定を作る方法のひとつが「固める」です。

つまり、首が動かないのは
“壊れたから”だけではなく
“止めておきたい理由があるから”
という見方もできる、ということです。

無理に動かすほどブレーキが強くなることも

寝違えになると、「ほぐしたら治る」「引っ張って戻す」といった話を聞くことがあります。
もちろん、状態によっては軽い動きが助けになる場合もあります。

ただ、体が強くブレーキを踏んでいるときに、無理に動かそうとするとどうなるか。
体は「やっぱり危ない」と判断しやすくなり、緊張を強めてしまいます。
結果として、痛みが増えたり、動きがさらに小さくなったりすることがあります。

大切なのは、首を動かす前に
体が「少しなら大丈夫」と判断できる入口を作ることかもしれません。

体が「大丈夫」と判断する材料

体は、頭で納得しただけではブレーキを緩めないことがあります。
体の中の情報(センサーの情報)をもとに、動いていいかを判断しています。

例えば
・触れられ方が安心できる
・緊張が増えない動かし方
・呼吸が戻る感覚

こうした“材料”が揃うと、体は少しずつブレーキを緩めていくことができます。

当院が大切にしている考え方

当院では、強く揉む・無理に伸ばすといった刺激は基本的に行いません。
小波津式の考え方をベースに、体の反応を尊重しながら、神経の働きが落ち着きやすい条件を整えることを大切にしています。

無理に変えるのではなく、体が自分で変わっていける余地をつくる。
急性の不調ほど、この姿勢が助けになる場面があります。

まとめ

寝違えで首が動かないとき、体は首を守るためにブレーキをかけている可能性があります。
無理に動かそうとするほど固まる感じは、止めておきたい理由があるサインかもしれません。

まずは体が「少しなら大丈夫」と判断できる入口から。
焦りを少し手放すだけでも、体の反応が変わることがあります。

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