【認定理学療法士が解説】足首をひねって体重をかけるのが怖いときの安全な見極め方
段差で足首をひねった後、体重をかけるのが怖い。腫れはそれほど目立たないのに、立とうとすると足が止まる。そんなとき、「捻挫だから少し歩けば慣れる」と決めつけるのは安全ではありません。急な足首の痛みでは、施術の前に骨折など医療機関での評価を優先すべき状態がないかを確認する必要があります。
腫れの大きさだけでは判断できません
足首の外傷後に画像検査が必要かを考える際、医療現場ではオタワ足関節ルールが判断材料の一つとして使われます。外くるぶし・内くるぶし周辺の特定部位に骨性の圧痛があるか、受傷直後と評価時に4歩歩けるかなどを確認する方法です。かかと側の痛みでは、第5中足骨基部や舟状骨の圧痛も確認します。このルールは診断そのものではなく、画像検査の必要性を検討する補助です。自己判断で骨折を否定するためには使えません。
強い痛みや明らかな変形、足先のしびれ・冷たさ・色の変化、腫れの急な増加がある場合は、荷重を避けて速やかに医療機関へ相談してください。また、4歩歩けない、骨の限られた場所を押すと強く痛む場合も、整体を受ける前に医療機関での評価を優先します。
骨折の可能性を除外した後に見ること
捻挫と説明された後も、怖さから足を着けられないことがあります。痛む場所だけでなく、立つときに体重をどちらへ逃がしているか、かかとから着けるか、最初の一歩で膝や股関節が固まっていないかを分けて確認します。痛みを我慢して歩数を増やすのではなく、現在できる動作と難しい動作を整理することが大切です。
足関節捻挫の診療ガイドラインでは、損傷の程度や回復段階に合わせた支持、段階的な荷重、運動などが推奨されています。全員が同じ日に同じ量を歩くわけではありません。医療機関から固定や荷重制限の指示がある場合は、その指示を最優先にします。
出張整体M2での確認と施術
出張整体M2では、受傷した状況、腫れや内出血の変化、医療機関の受診歴、荷重の可否を伺います。安全性を確認できない場合は施術せず、受診を勧めます。骨折などが除外され、施術が適切と考えられる場合に、足首、膝、股関節、体幹の反応と、立ち上がりから最初の一歩までを確認します。
確認した反応に合わせ、固有受容器へのわずかな刺激で神経の働きを促す小波津式を施術へ取り入れます。腫れた場所を強く揉む、関節を無理にひねるといった刺激は行いません。刺激の前後で同じ立ち方や一歩目を再確認し、変化が乏しければ刺激する場所や動作条件を調整します。目標は、その場で痛みを隠すことではなく、安全な範囲で足を着きやすい条件を探すことです。
回復中に記録しておきたいこと
痛みの場所、腫れや内出血の広がり、歩けた距離、翌日の反応を簡単に記録すると、負荷が適切かを判断しやすくなります。痛みが増え続ける、数日たっても荷重できない、いったん軽くなった後に悪化する場合は再評価が必要です。処方された装具や松葉杖がある方は、自己判断で外さず担当医の指示に従ってください。
まず安全性を見極めます
出張整体M2は、臨床歴18年、延べ2万人以上の施術経験を持つ認定理学療法士がご自宅へ伺います。段差や床の状態など、実際に怖さが出る環境を共有しながら動作を確認できます。足首をひねった直後は、無理に歩いて確かめる前に医療機関の評価が必要かを整理してください。骨折の可能性が低いと確認された後は、足首だけでなく立つ動きと一歩目を一緒に見直します。
以下の【公式LINE】からご相談ください。
参考資料
- American College of Radiology. ACR Appropriateness Criteria: Acute Trauma to the Ankle. https://acsearch.acr.org/docs/69436/Narrative/
- Martin RL, et al. Lateral Ankle Ligament Sprains: Clinical Practice Guidelines Revision 2021. https://www.orthopt.org/content/s/ankle-stability-and-movement-coordination-impairments-lateral-ankle-ligament-sprains-revision-2021