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【認定理学療法士が解説】投球後半に腕だけで投げる感覚になる理由|球速だけでは分からない全身の疲労

【認定理学療法士が解説】投球後半に腕だけで投げる感覚になる理由|球速だけでは分からない全身の疲労

投球数が増えると「腕だけ」になるのはなぜ?

試合やブルペンの後半になると、腕だけで投げているように感じ、球が走らない。さらに制球も乱れ、肩に力を入れて取り戻そうとする。野球を続けている方からよく聞く悩みです。

この変化を「肩のスタミナ不足」と決めつけるのは早いかもしれません。投球は、踏み出した脚で地面から力を受け、骨盤と体幹が回旋し、その力を肩、肘、手へ伝える全身運動です。どこか一つのタイミングが変われば、最後に腕で補う感覚が強くなります。

球速が落ちていなくても疲労は起こります

反復投球を調べた研究では、疲労に伴って球速や肩の動きだけでなく、体幹の傾き、膝の曲がり、体幹回旋のタイミングなどに変化が見られています。一方、球速を保ったまま下半身の神経筋疲労が生じた研究もあります。つまり「まだ球速が出ているから大丈夫」とは言い切れません。

また、投手によって変化の出る場所は異なります。踏み出し脚が支えにくい、骨盤が先に開く、体幹回旋が遅れる、肩や肘で帳尻を合わせるなど、同じ「腕だけ」の感覚でも背景は一つではありません。球速だけでなく、投球数、痛みや張り、制球、休養後の戻り方まで合わせて見る必要があります。

腕に力を足す前に動作を分けて確認

出張整体M2では、肩だけを強くほぐすのではなく、まず現在の症状と練習量を確認します。そのうえで、片脚支持、踏み出し、骨盤と胸郭の回旋、腕を振る動作を分け、どの条件で力が伝わりにくくなるかを比べます。

必要に応じて、練習前後の変化や休養後の状態も整理します。ソフトな刺激の前後で動作を再確認し、反応が乏しければ見る条件や刺激を調整します。目標はフォームを型にはめることではありません。本人が無理なく再現でき、投球後半にも腕だけで補いにくい動きを探すことです。セルフケアも、その人に必要な可動性、支持力、負荷量に合わせて提案します。

日による違いも大切な情報です

同じ球数でも、試合間隔、睡眠、移動、暑さ、前日の練習内容によって身体の反応は変わります。一度の動作確認だけで「原因」を断定するのではなく、どの条件で感覚が変わるかを記録すると、負荷を調整する手掛かりになります。球数と球速だけでなく、腕だけになる感覚が出た回、制球、張り、翌日の回復まで簡単に残す方法も有効です。

施術後に一時的に投げやすくなっても、投球量を急に戻せば同じ負担が重なる可能性があります。競技復帰や投球量の増加は、症状、動作、翌日の反応を確認しながら段階的に進めます。指導者から指定されたフォームがある場合は、その意図も尊重し、現場で続けられる調整を考えます。

受診を優先したいサイン

投球中に急な強い痛みが出た、明らかな腫れや変形がある、腕が上がらない、しびれや筋力低下が進む場合は、投球を中止して医療機関へご相談ください。痛みを我慢した継続は勧めません。成長期の選手は、本人の感覚だけでなく保護者や指導者と投球量を共有することも大切です。

臨床歴18年の認定理学療法士が、普段の練習環境にも伺える出張形式で対応します。投球後半の感覚を肩だけの問題にせず、全身の動きと負荷から整理したい方はご相談ください。

以下の【公式LINE】からご相談ください。

▼▼▼
https://lin.ee/HYQ4tjr

参考文献

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